COMPANY会社情報

Y's cafe 五代目社長の眼

「世界が君を求めている」

ある番組を放送したいと外国に住む方から相談があった。 こういった打診をお受けする時、しばしば価値観の違いに驚かされることがある。自分たちに求められていることは何かと真摯に向き合うことが必要だ。 それこそ等身大の自分を見直して新たな発見をさせてもらえるチャンスだと喜べばいい。ニッポンの何を注目しているのか、それはそれは深い。 ★ マレーシアボルネオ島。 サバ州を貫きサンダカン近郊に注ぐ全長1500kmのキナバタンガン川流域には多くの野生生物が生息している。自然の森が開発され、プランテーショ...

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「特等席」

昼すぎから15度という暖冬にしても温かい正月三が日。雑事に追われて年の瀬には手がつけられなかった玄関周りの枯葉を掃き、大雨が降るとたちまち水溜りができてしまう側溝の細い縁に溜まった土や細かい泥をマイナスドライバーで掻き出す。延長ケーブルをつないで掃除機を持ち出しブンブンかけているとご近所さんが犬の散歩帰り。正月早々、騒がしくしてスミマセンと頭をさげる。枯葉を一袋にまとめようと力まかせに押し込むので小枝がゴミ袋のあちらこちらを突き破って掃除下手まるだし。しばし手をとめ道行く人をぼんやり眺める。フ...

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「地図小僧」

 知人に薦められて読みはじめたら翌日の早朝からの予定を忘れて読了してしまうほどミステリー小説のように引き込まれてしまったノンフィクション・ノベルがある。『古地図に憑かれた男 -史上最大の古地図盗難事件の真実-』(マイケル・ブランディング著/青土社)  古地図の売買に関わる米国人ディーラーのエドワード・フォーブス・スマイリー三世は名うての慧眼を持つ男で、密かに海外の図書館や博物館から稀少な古地図を盗みだしていた。そもそも欧米を中心とした古地図の世界には独特な価値観が存在し、売買においても一級美術...

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「地図を片手に…」

石狩川にかかる旭橋はどの季節に見ても堂々とした架橋のたたずまいである。 新緑が萌える春から夏、遠く大雪の連山が黄金色に浮かぶ晩秋、そして、一面銀世界の中で早暁の真珠色が刻一刻と変化する冬の朝。 2015年7月。旭川との接点がうまれて10年が過ぎたが、カメラを持たずに街を訪れるのははじめてだったかもしれない。観光コンベンション協会の菅原さんとの待ち合わせは旭川の顔でもある旭橋の川岸だった。中央図書館や公会堂のあたりでバスを降りてしばらく歩くと不二苑という旭橋のたもとにあるひなびた旅館が見えてくる。8...

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「世界が広がるとき」

メニューが決まり、スタジオの地図が約束の場所となる。 編集の途中に音楽録音があるのはとても刺激になる。私は、音楽録音におけるある種の居心地の悪いお客様感がたまらなく好きだ。大きめなスタジオに弦のグループが楽器を抱えて入り席に着くとマイクのセッティングが始まる。 巨大な調整卓の中央にミキサーがいて、録音の指定箇所を指示して進行していくオペレーターの軽快な段取り確認で録音のプロローグが動き出す。演奏者のリーダーと打合せを済ませて晴れやかな顔で横山さんが戻ってくる。ミキサーのすぐ後ろ、かつ、私の...

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受賞報告

第39回国際エミー賞 アート部門 ファイナルノミネート

「はじまりの記憶 現代美術作家 杉本博司」〈2010年12月WOWOW 放送〉 昨年WOWOWで放送した番組が国際エミー賞アート部門のファイナルノミネートに選出されたとの報が入ったのが10月。世界中の番組から4本選出とのことで、夢見心地にいざNYへ。独のベートーヴェン番組、ブラジルの音楽番組、イギリスのギャレス・マローンという指揮者の人気番組と競い合い、結果はイギリスが受賞。残念ではありましたが、レッドカーペットを歩き、レディー・ガガ登場の巨大セレモニーに出席し、ノミネート者同士でパネルディスカッションをし...

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ATP賞 テレビグランプリ2011 ドラマ部門 優秀賞受賞

ハイビジョン特集 「妻を看取る日 〜国立がんセンター名誉総長喪失と再生の日々〜」                 〈テレビマンユニオン/NHK〉 この度、ATP賞テレビグランプリ2011ドラマ部門で優秀賞をいただきました。命の重さと向き合う静かな一篇に優秀賞を頂き感謝に堪えません。一人の男がこれほど泣いてばかりいるドラマもないといわれるほど國村隼さんの寂寥感溢れる背中は印象的です。ロケセットには原作者の家から借りた油絵を飾り事実と虚構の交錯する空間は技術、美術、制作の熱いチーム戦でし...

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ATP賞 テレビグランプリ2011 新人賞受賞

ドキュメンタリーWAVE 「小さな町の国際紛争 〜太地町とブルーム市の苦悩〜」〈NHK BS1〉の演出 異なる主張を持つ二つの国、町、人が、一方を排除すれば良いという考えではなく、どう共に生きていくかを模索している姿に感銘し、取材を進めました。自分が選んだテーマの重さに困惑した事もありましたが、多くの方に助けて頂き、放送に至る事が出来ました。そして新人賞まで⋯。本当にありがとうございました!(廣岡知人) ●撮影/西 徹、伊藤加菜子●音響効果/四元裕二 ●音声/小野敬太郎●コーディネイター/谷津...

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