地球大紀行「愛しき日本の犬物語 2017 冬だより」

地球大紀行「愛しき日本の犬物語 2017 冬だより」

「散歩するしあわせ」
札幌市内に長く勤めていた杉山さんは定年後の終の棲家をどこにするか悩んでいました。物が豊富で何かと便利な大都会の札幌は勿論、魅力です。20代の頃からずっと大好きな北海道犬を飼ってきた杉山さんはシンプルに決めました。札幌郊外の江別市。
北海道犬は胸板の厚いしっかりとした体格で日々の十分な散歩や運動が必要です。犬との毎日の散歩に安らぎや自分の倖せがあると。75歳になった今、杉山さんは、一面銀世界の石狩川の土手を歩くスキーを履いて元気に犬の散歩にでかけています。
終の棲家が”犬と暮らしやすい場所“
とても素直な流儀だと私には眩しく思えます。
さて、「愛しき日本の犬物語」の第二弾が放送となります。
初回放送後、続編の要望を多方面からたくさんいただきました。
大杉漣さん、山根基世さんの語りにのせて、季節はめぐり、今回は冬だよりとして、犬との暮らしの風景も変わります。本格的な猟に野山を駆ける犬。卒業式を見守る犬、雪原を転げまわる犬。新たな生命の誕生、成長、そして別れもあります。
日々の犬の散歩を通して私たちは季節の移ろいを感じています。天候や動植物の営みのささやかな変化があります。今日はずいぶん冷え込んだ。あぜ道に霜が降りた。山桜が咲いた。福寿草が揺れる。すじ雲が高い。虫の声が変わった…。
番組には、観光名所やリゾート地はひとつも出てきません。日本の犬が散歩している風景を普段着で丹念に重ねていきます。犬との散歩ルートは飼い主さんが無意識のうちに決めている自らのふるさとの「道」なのです。
杉山さんの北海道犬との散歩道は空がでかい場所でした。
「散歩するしあわせ」を実感してください。
(加藤義人)

語り     大杉 漣
ナレーション 山根 基世

企画・総合演出・プロデューサー

加藤 義人

D

小松 知有
佐々木 憲
田中  徹

制作P

日髙 正吾