先人たちの底力 知恵泉「新渡戸稲造」 前編・後篇 2017年11月・12月

仕事で悩んだり、壁にぶつかったり。そんな皆さんに大きなヒントをくれるのが、歴史上の人物の様々な知恵です。苦手な上司への対処法から、部下を上手に指導するコツ、そして新規プロジェクト成功の秘訣まで。当店「知恵泉」では、明日からの人生に役立つ知恵をたっぷりとご用意して、みなさまのお越しをお待ちしております。

今回のテーマは「新渡戸稲造」

前編 「不寛容社会を生きる道しるべ 新渡戸稲造 教養とは何か」
11月28日(火)22:00~22:45 〔再〕12月5日(火)昼12:00~12:45
旧5千円札に描かれたものの日本人の認知度が低い新渡戸稲造。しかし教育者・国際人など数多くの顔を持つ新渡戸の考えには「不寛容」と言われる現代によく効く知恵が満載。
明治39年、第一高等学校の校長に就任した新渡戸は、開口一番「社交性を身につけよ!」と訓示。学生たちから猛反発を受ける。新渡戸は、現代にも通底する「教養のあり方」に異を唱えたのだ。「一部のエリート」と「大衆」が分断している国家は大国ではないという考えのもと、「特権階級意識」に警鐘を鳴らし、一般市民には自己啓発をいざなう。新渡戸が「納豆売りの女性」から気付かされたという真の教養とはどういうモノなのか?

後編 「不寛容社会を生きる道しるべ 新渡戸稲造 真の武士道」
12月5日(火)22:00~22:45 〔再〕12月12日(火)昼12:00~12:45
明治時代、日本人の内面を「武士道」という書籍で海外に紹介した新渡戸稲造。国際連盟事務次長として国家間の対立も解決した。相互理解をいざなう「武士道」の知恵とは…?
「ハラキリ(切腹)」など海外から野蛮なイメージを持たれていた日本。それをぬぐい去るために書いたのが「武士道」だった。新渡戸が唱えた武士道は、「死」を強調するものとは異なり、「異文化理解の架け橋」にもなるモノだった。「武士道」の発行によって海外で有名になった新渡戸は、国際連盟の初代事務次長に就任。難解極まる国際問題を武士道精神で解決した。不寛容と言われる現代にも応用できる「武士道」の知恵を見つめる。

 【出演】松沢幸一(㈱明治屋社長) 草原克豪(拓殖大学名誉教授) 関根勤 

 【司会】二宮直輝(NHKアナウンサー)

ディレクター

山本充宏

アシスタントディレクター

桒原拓真

リサーチ

高村敬一

制作プロデューサー

中村美奈子

プロデューサー

高橋才也