ダイワハウスpresents 尾上菊之助2019 歌舞伎まっしぐら

ダイワハウスpresents 尾上菊之助2019 歌舞伎まっしぐら

2010年以来密着取材を続けている歌舞伎役者・尾上菊之助丈のBS朝日OA第6弾。この一年、NHK大河ドラマ「西郷どん」での月照和尚や、TBS「下町ロケット」のギアゴースト社長・伊丹大役として出演しながら、歌舞伎でも本領を発揮。三月には、五代目尾上菊五郎が明治六年に初演以来、音羽屋の家の芸として継承されてきた世話物の大役・髪結新三に初役で挑戦。女方としての揺るぎない評価に加え、近年は立役にも果敢に挑んで来た菊之助丈が、満を持してのイキでイナセな江戸っ子、しかもワルをどう演じるか? ニンにないとの口さがない大向こうも、父・七代目菊五郎丈の高い要求に生来の実直さと勤勉さで見事に造形してみせたワルぶりに喝采。さらに、家で新三の稽古をしている父をコワいと言った四歳二ヶ月の長男和史君が、恥ずかしがって挨拶できなかった初お目見え以来、一年十カ月ぶりの舞台出演。今回は台詞も演技もある丁稚の役で菊之助丈と共演です。他に、六代目菊五郎が、当時流行っていたタップダンスを取り入れて昭和八年に初演した下駄でタップを踏む舞踊「高坏」(七月)。「夏祭浪花鑑」(六月)では岳父中村吉右衛門丈の団七を相手に女房お梶として倅市松を演じた和史君と共に出演等。2019年12月には、新作歌舞伎として宮崎駿原作「風の谷のナウシカ」を企画・上演することも発表。ますます菊之助丈の活躍から目が離せません。
(三室雄太郎)

(※写真提供:国立劇場 『梅雨小袖昔八丈』序幕「白子屋見世先の場」 寺嶋和史 尾上菊之助 )

ナレーション

藤原啓治

構成・演出 

三室雄太郎

演出補 

三保谷文彦

撮影

篠崎順一 
柴田義政

音声

伊藤竜也

音効

塩屋吉絵

プロデューサー

大木由起子(BS朝日)
三室雄太郎