食彩の王国 2018年8月の放送

食彩の王国 

からまつの林を過ぎて からまつをしみじみと見き。白秋の時代も遠くなったが、標高1000m前後もある夏の軽井沢の気持ちよさは変わらない。明治19年、カナダの宣教師が避暑のために訪れ、友人や知己にその素晴らしさを伝えて以来、外国人の避暑地として発展した。彼らは自分たちが食べる野菜の種を持ち込み、近隣の農家に育ててもらった。最初はオランダ菜(キャベツ)に始まり、オランダミツバ(セロリ)、オランダゼリ(パセリ)、タマチシャ(レタス)、ミズカラシ(クレソン)なども育てられるようになった。それが高地特有の気候とマッチして、高原野菜というジャンルを生み出した。昼の日照で十分光合成して栄養を蓄え、朝晩の冷え込みに耐えて糖度を増す。また、霧が多く発生するので水分補給にも都合がいい。戦後広まったものには、ショクヨウダイオウ(ルバーブ)がある。繊維質の多い葉柄をジャムやコンポートにするので、スイーツなどで知らずに食べているかもしれない。軽井沢で涼んだら、食材の裏側に歴史と人と努力が隠れていることを、旅の楽しみの一つに加えてください。
(土橋正道)

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語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A.  テーマ   担当ディレクター 
#740 8月 4日 そうめん   ※VIVIA
#741 8月11日 カレー    間宮圭次郎
#742 8月18日 カンパチ   ※VIVIA    
#743 8月25日 ビール    細村舞衣

8月のテレビマンユニオン担当回は・・・

#741 カレー
今回は、関西のカレーに着目!               
今、カレー激戦区の大阪で評判を呼んでいるのが、スリランカカレー。彩りの華やかさも目を引きますが、混ぜて食べるのがミソ。大阪で明治43年に創業された『自由軒』の“名物カレー”にその評判の理由がありました。次に訪れたのは京都。舞妓さんとカレーには古くから強い絆がありました。さらに、カレーに青春を捧げる学生たちとの出会いも。その名も、『京大カレー部』。スパイスの工夫がすごいと今SNSで評判を呼んでいます。古都に魅せられた外国人観光客達をあっと驚かせるカレーを振る舞おうと切磋琢磨する、彼等の一夏の活動に密着します。うだるような暑さを吹き飛ばすカレー最前線に迫ります!
(島越 翔平)

#743 ビール
仕事の後の冷たい一杯、夏の暑さを吹き飛ばす爽快な飲み物といえば「ビール」。
イタリアンの巨匠・日高良実シェフがおすすめする“ペアリング”とは?そしてベルギー大使館に潜入し、ビールの本場で愛される郷土料理を常駐シェフに作っていただきます。さらにビール作りの要であるホップの生産が日本一の町・遠野では、地元出身のシェフが地産地消にこだわった新作料理に挑戦!我々が好んで飲む「ビール」の奥深い魅力を是非ご堪能ください。
(中村 朱里)

プロデューサー

土橋正道

アシスタントプロデューサー

平田早季

ディレクター

細村舞衣
植田裕久
河野あや子
田中由美
橋村知曉
橋本倫
徳丸あす香
鴨下満
間宮圭次郎

アドバイサー

吉田夕日

アシスタントディレクター

島越翔平
中村朱里