TV MAN UNIONを知りたい

MEMBERSHIPメンバーシップ

私たちは、被雇用者としての「社員」ではなく、自らを「メンバー」と呼び、「メンバーシップ制度」に基づいて、組織を運営しています。

  • 働くこと(制作)
  • 資本を
    出すこと
    (所有)
  • 経営
    すること
    (経営)

を、私たち「メンバー」
が担っています。

「メンバー」とは、テレビマンユニオンの制作者であり、株主であり、経営者です。

現在、メンバーの数は138名。会社の資本金1億円の株のうち、8割以上をメンバーが所有しています。「合議」「対等」「役割分担」という三原則に基づき、会社の経営方針はメンバー総会を開き、全員で決め、社長は選挙で選びます。メンバー全員が対等の立場でものごとを決めているのです。

テレビマンユニオンには、「メンバー」を管理する人事部がありません。

テレビマンユニオンは、あえて人事部を置いていません。人事異動も、人事評価もありません。業務命令によって仕事が決まるのではなく、自ら仕事を選び、自ら仕事を創って、番組やコンテンツを制作しています。


今野 勉(テレビマンユニオン創立メンバー)

「私たちはあなたを仲間として迎えたい」

テレビマンユニオンは、1970年、TBSテレビで報道や演出の制作現場で働いていた20数名のプロデューサーやディレクターなどが、テレビ局を辞めて作ったテレビ番組制作会社です。それまでテレビ番組を作るのを目的とした制作会社は日本には有りませんでした。
 テレビ局を辞めて番組制作会社を作った理由はたった一つです。テレビ局でサラリーマンとして働いている限り、一生制作現場に居られるかどうかは解りません。番組作りを一生の職業とするには、サラリーマンを辞めるしかない、と決めた人たちがテレビマンユニオンを作ったのです。つまり、私たちは、プロデューサーやディレクターという職業を自ら選択したのです。それを一生の職業として生きようと決めたのです。
 ですから、私たちは常に、テレビ番組を作るのが好きな人をテレビマンユニオンの仲間にしてきました。こんなエピソードもありました。ある学生が、一度テレビマンユニオンの試験に落ちて大手銀行に勤めたのですが、やはりテレビ番組作りが諦めきれず、一年後に再挑戦して見事合格し、ある番組のロケに早速スタッフとして加えられ、湖の中に入って照明の反射板を持たされた時「あぁ幸せだなァ」と思った、という話です。あながち誇張とは言い切れないところがあります。
 勿論、この仕事は楽しいだけではありません。企画が思い浮かばない、現場で思う様に撮影できない、制作費が足りない、人間関係がうまくいかない、などなど、悩み苦しむことも多いのは確かです。ですが、テレビマンユニオンの良いところの一つに、みんな同じ職業なので、仲間意識が強く、誰かが相談に乗ってくれる、誰かが助けてくれる、ということがあります。そもそも、テレビマンユニオンという組織は、制作現場の人間をサポートする目的で作られています。組織の利益のために個々の人が働くというよりは、個々の制作者のために組織がある、という考え方なのです。

 思い悩み、苦しんで番組を作り上げた時の達成感は、やはり何よりも得難いものです。テレビマンユニオンは、テレビ番組だけを作っているわけではありません。会社案内を見て頂ければ解るように、様々な分野で創造的な仕事を展開しています。これからの映像の世界を、テレビだけではなく、どういう分野に展開していくのか、時代を見据えた構想力も求められる時代になっています。
 企画力、創造力、構想力、それらをフルに活用する仕事を目指す「仲間」を私たちは待っています。