テレビマンユニオン リクルート2020 | TV MAN UNION RECRUIT2020
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岸 枢宇己

プロデューサー・演出 岸 枢宇己

2018年度の主な仕事
『グッと!スポーツ』(NHK総合レギュラー)演出
『めざせ!オリンピアン』(BS-1)プロデューサー
『夢と絆のインターハイ』(ハンドボール編 / 新体操編)(BS-1)プロデューサー
『開幕直前!FIFAワールドカップ ホントの見どころ教えます』(NHK総合)演出
『岡田武史とレジェンドたちが斬るFIFAワールドカップ』(BS-1)プロデューサー

それ以前の主な仕事
(順不同 スポーツや勝負事を中心にそれぞれディレクター)

『奇跡のレッスン』(サッカー編、チアダンス編、アート編、ハンドボール編、LIVE編)
『ゆず 北川悠仁が見たオリンピック』
『1964東京オリンピック 1億人に勝利を アスリートたちの挑戦』
『証言ドキュメント 日本サッカーの50年』(第2夜 迷走そして悲劇/第5夜 未来へのリレー)
『証言ドキュメント 永遠に咲け!なでしこジャパン(日本女子サッカーの30年)』
『ドーハは悲劇ではなかった 〜日本サッカー あの日からの18年〜』
『ヒーローたちの名勝負』(日本サッカー28年ぶりの五輪出場 / ジョホールバルの歓喜 / 川口能活が神話を作った夜)
『ビクトリーロード 欧州サッカーの日本人先駆者 奥寺康彦の挑戦』
『プレーバック2.17 羽生善治vs.藤井聡太 最強の極意』
『その男、名人につき 2014年森内俊之の名人戦全記録』
『The GAME 羽生善治vs谷川浩司 史上初の七冠制覇』


獣になれなくたって

どうしても世の中に訴えたいことがあるか、と自問してみて別にないなと思う。世の中を変えたいと思っているわけでもないし、何かに激しく怒っているわけでもないし、こんなことでモノ作りしていていいのだろうかと空虚な気持ちにもなる。クリエイティブな仕事って、そういう大義を立てていないと何かサマにならないような気がして…。でも本当にそうだろうか。

元サッカー日本代表の選手と一緒にマレーシアに行った。彼にとってとても大事な一戦があって、その舞台を17年ぶりに訪れたのだ。当時彼は22歳。実はここが彼のサッカー人生のピークだった。もっと真面目にやっていれば、日本のエースとしてワールドカップで活躍したり、海外のクラブチームを渡り歩いたりできたのに、と厳しい評価が聞こえてくるような男。僕もそう思っていた。自分を律しきれず潰れていったかわいそうな選手。

ところが、ともに時間を過ごしてみると、どんどん印象が変わっていく。夕食時はコーラしか飲まないし、サッカーの話を始めたらどこまでも熱い。そしてスタジアムに近づき、ピッチに足を踏み入れる度に、彼の顔は明らかに変わっていった。カメラの前で自分を演じているのかどうかくらいは察しがつく。どうやらそれとも違うようだ。ピッチを右に左に歩きながら、顔をしかめたり、喜びを表す彼を見ていて、誰も知らない苦悩があったのかなと思い始めた。

僕はこれを知ってほしいと思った。できるだけ多くの人に知ってほしいと。
この気持ちに応えられる手段を考えてみた。インターネット?活字?映画?ラジオ?どれもしっくりこない。やっぱりこれはテレビで伝えるべきことではないか。テレビだからできることがあるんじゃないか。そんな思いに支配された。

思えば20年前、僕は『四季報』という会社案内の本をめくり、テレビマンユニオンを見つけた。どんな人間がいてどんな番組を作っているのか、ろくに知りもせずに門を叩いた。白紙の状態から始まり、入ってみて色んなことに気付いた。だから思う。

“何か強烈なものが先に立っていなくてもいいんじゃないか。”

少なくとも何かに気付けて、それをどうしたら伝えられるか、真剣に考えられるのであれば。


そんなわけで、何も期待せずにお待ちしております。


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アシスタント・ディレクター岡崎 光曜
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