テレビマンユニオン 2026新人採用 | TV MAN UNION RECRUIT2026
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阿由葉 聡子

ディレクター 阿由葉 聡子

武蔵野美術大学映像学科卒業後、2005年よりテレビマンユニオンに参加。ディレクターとしてTBS「世界ふしぎ発見!」(知的エンターテインメント)、NHK「テンゴちゃん」(生放送)、フジテレビ「新説!所JAPAN」(バラエティ)、BS朝日「子供たちに残したい美しい日本のうた」(童謡や唱歌を紹介する歌番組)など、いろんな番組を作りながら、4歳男子育てています。


仕事と
《どう暮らしていくか》

初めての海外ロケは、入社1年目のAD時代、「世界ウルルン滞在記」という番組で行ったトルコでした。リポーターが世界のどこかにホームステイする番組です。慣れないことばかりで、一から十まで先輩ディレクターに教わりながら、何とか2週間乗り切り、いよいよ家族とのお別れという時、私はリポーター以上に大泣きし、カメラの後で嗚咽を漏らしていました。とても良くしてくれたステイ先の家族と別れる寂しさも勿論あったけれど、あの、とてつもない感動の波の正体は何だったのか。
今考えてみると、人々の営みへの感動だったように思います。例えば、羊を育てること、パンを焼くこと、子どもの世話をすること、家を修繕すること…。無数の小さな営みが連なり、今この瞬間の暮らしを紡ぎ出している。この瞬間の普通の暮らしがとても尊い、と気づいた最初の体験だったかもしれません。そしてその感動のひとひらを、番組やコンテンツにするのが私の仕事だと、自分なりに考えてきました。

あれから13年が経とうとしています。私もディレクターとして何とか食べていけるようになり、伴侶を得て、子どもも産まれました。 13年間この仕事に夢中ですが、しかし、自分が仕事だけの人間にならないように、いつも注意を払ってきました。 なぜなら、意識して丁寧に暮らすとか、自分が大切だと思う人に丁寧に接するとか、自分自身を丁寧に扱うとか、そうしたことが何より大事だということを、私は番組の取材で出会った様々な人の営みから、学んだからです。

今、就活中の皆さんにも、どんな仕事でも、その仕事を生業にして《どう暮らしていくか》を、まず想像してほしいと思います。
私は今、仕事が全てにはなり得ない状況で働いています。子どもはまだ小さいし、どうしたって家族最優先です。そうなって気づいたテレビマンユニオンの良さは「仕事よりコレが大事」と、言うも言わぬも自分の裁量だということです。総活躍とか女性が輝くとか、そんなものは号令がかかってからするもんじゃない、という態度の組織です。だから、自分の暮らし最優先でも構わないし、がむしゃらに働きたければそれも良し。チャンスを掴んで、自分の好きなことで仕事を生み出せるかもしれないし、無理に輝きを放たなくともOKです。自分がどう暮らしたいか考えながら、色々な選択をしながら働くには、良い環境だと感じています。
もし、テレビマンユニオンというコンテンツメーカーに興味があれば、そこで自分が何を作り、どう暮らしていくかを、想像してみてください。そして、仕事も暮らしも理想を持ち、その理想に向かえる人に、ぜひ仲間になってほしいと願っています。


OTHERS
その他のメンバーの声

阿部 修英
主にディレクター/
たまにプロデューサー
阿部 修英
新人のざれごと
宇都 浩一郎
ディレクター宇都 浩一郎
広く浅く、ところにより深く