今野勉

演出家

今野勉

Konno Tsutomu

1936年秋田県生まれ。東北大学文学部卒業。
1959年東京放送(現TBS)入社、テレビ演出部配属。
ドラマ「土曜と月曜の間」でイタリア賞(ドラマ部門最高賞)、
シリーズドラマ「七人の刑事」でギャラクシー賞大賞を受賞。
1970年に日本初となる独立系テレビ番組制作会社「テレビマンユニオン」創立に参加。
旅番組「遠くへ行きたい」、3時間ドラマ「海は甦える」などを演出し、
ドキュメンタリーやドラマで新しい世界を開拓。
1995年「こころの王国~童謡詩人金子みすゞの世界」で芸術選奨文部大臣賞受賞。
1996~98年長野冬季オリンピック開閉会式プロデューサー(会場演出/映像監督)を務めた。
2019年には、番組制作に留まらず、放送局やプロダクションの経営、業界の新たな仕組み作りなど、広く放送文化、放送事業の発展に顕著な貢献をしたとして、第56回ギャラクシー賞志賀信夫賞を受賞。
さらに2020年、NHK「宮沢賢治 銀河への旅」の演出と長年にわたるテレビへの貢献により、第61回毎日芸術賞特別賞を受賞。
また同年(令和2年)放送文化の分野で初めて文化功労者に顕彰された。
現在、テレビマンユニオン最高顧問。

著書に
「テレビの嘘を見破る」(新潮新書)、
「金子みすゞふたたび」(小学館文庫)、
「テレビの青春 」(NTT出版)、
「宮沢賢治の真実―修羅を生きた詩人―」(新潮社) などがある。