NHKスペシャル 中国文明の謎 第2集 漢字誕生 王朝交代の秘密

NHKスペシャル 中国文明の謎 第2集 漢字誕生 王朝交代の秘密

蒼井そら。彼女の名前を御存知でしょうか。18歳未満は見てはいけない事になっているビデオに良くご出演の女優さんです。(代表作「不法侵乳」)
 今回、中国で約半年取材した中で、現地の方々から最も多く聞いた日本人の名前が、彼女でした。先日はサッカーの試合で「尖閣は中国の物 蒼井そらは皆の物」という横断幕が出た程。エロは国境を超えると言えば其の通りなのですが、それ以上に彼女が人気を博した切っ掛けは、中国版のツィッターに自分のメッセージを「漢字」で書いた写真をアップした事でした。
 日本人が中国を訪れた時、言葉が通じ無くても、「炒飯」「麻婆豆腐」と書ければ食いっ逸れになる事無く、「北京空港」と書ければタクシーにも乗れる。其れは正に、漢字の力。ぎくしゃくして居る日中関係ですが、漢字で書いた書のアップ後、300万ものフォロワーを得た蒼井そらさんの事例を見れば、漢字こそが国と国を繋ぐカギであるのは間違い有りません。
 …という訳で、この度テーマとしますのは「漢字の力」。紀元前13世紀、骨や甲羅に刻まれた「甲骨文字」から始まり、3300年後の今、中国、そして海を越えて日本で使い続けられている漢字。エジプトのヒエログリフやメソポタミアの楔形文字が途絶えて終ったのに比べて、1つの歴史の奇跡である「漢字の広がり」を軸に、漢字を生み出した王朝「殷」の傍若無人な支配(生け贄1万人以上!)と、その殷がたった1日で滅びた古代史上最大(70万VS50万!)にして最も謎に満ちた戦い「牧野の戦い」、そしてその牧野の戦いで殷を破る事になる「周」の、漢字を用いた驚くべき打倒・殷の秘策…をお届け。普段何気なく使う漢字の真の魔力をお伝えします。
阿部修英

ナビゲーター

中井貴一

ディレクター

阿部修英

制作統括

近藤史人(NHK)
浦林竜太(NHK)

プロデューサー

佐藤寿一