ジブリ流京都旅 ~『かぐや姫の物語』の世界
「火垂るの墓」の節子、赤毛のアン、ハイジ・・・忘れがたい女性キャラクターを描き続けて来た高畑勲監督は、最新作の主人公にかぐや姫を選んだ。原作の竹取物語は日本最古の物語とされている。竹から生まれた少女が絶世の美女に成長し、求婚してくる男たちをフリ続け、最後には月に帰っていくという奇想天外なストーリー。私たち日本人はこの物語を千年以上愛でてきた。番組では「竹」「恋」「月」の三つのキーワードを軸に秋の京都をぶらぶらと巡る。なぜ竹取物語=かぐや姫がこれほど長く日本人の心をとらえ続けて来たのか?ひも解きながら新しい京都の旅路をご提案。巨匠が8年の歳月をかけて作り上げた映画の世界に浸る50分。お楽しみに!
(中西 朋)