ホムカミ ニッポン大好き外国人!世界の村に里帰り~2014年6月放送分
「ホムカミ」——Home Comingの略で、里帰りの意。
描くのは、日本に暮らす外国人205万人のドラマ!
昨今、コンビニやレストランなど、全国各地、至る所で外国人を見かけます。その実、僕らは、彼らについて多くを知りません。遠く祖国を離れ、日本に生きる人々。その人生模様に着目し、彼らの里帰りに同行。日本への愛着、知られざる苦労、祖国の家族への思いを描いていこうという、ドキュメントバラエティーです。十数年ぶりの帰国! 変わらぬ親の愛情、etc.…里帰りには、きっとたくさんのドラマがつまっているはずです。
「里帰りして、やりたいことは何ですか?」日本に暮らす外国の方々に、こう問いかけるところから番組は始まります。「普段できない親孝行をしたい!」「家族に見守られて結婚式を挙げたい!」「おふくろの味を伝授してもらいたい!」―故郷で遂げたい、十人十色の想い。これが、毎回番組のテーマになります。
でも、メインテーマだけで終われないのが里帰り。家族の数だけ家族の事情があり、みんな故郷には私的な思い入れがあるんです。それは本来、番組の都合よりも優先されるべきこと。僕はロケの合間、「風景の撮影や村の情報取材をしてますんで、好きにしててください」という時間を作ることにしています。後で聞くと、隣町まで恩師に会いに行った、親戚の墓前に手を合わせてきた、馴染みの店で服を買いまくった、旧友とただ駄弁ってた…故郷にはいろんな“やるべきこと”があるんだなあと思わされます。そのすべてをカメラは追わない方が、たぶんいいんです。誰の為でもなく自分の為に時間を使って、極私的な想いを成就してもらう。ホムカミさんが故郷でしか見せない顔になるのは、こんな時間があってこそだと思うんです。僕は故郷で、奈良漬け齧りながらビール片手に鹿を眺めてるだけでけっこう満たされちゃうんですけど、そんな時、カメラは傍にいてほしくないです。放送される画面の背景に、あえて撮影していないシーンがあることを想像しながら、ぜひ一度ご覧ください。
(宇都浩一郎)
MC さまぁ~ず
進行 SHELLY
ゲスト ボビー・オロゴン
春香クリスティーン
ヨンア
ほか
ナレーター 近石真介
杉本るみ
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