新世代が解く!ニッポンのジレンマ 2014年10月 『ネットの”みんな”は今どこに?』 ~参加とポピュリズムのジレンマ~
世の中には、注目したくなるヒーロー、ヒロインがいます。それに思わず心酔してしまう人も…
この社会の「成功物語」「貢献物語」の主人公になりたい…けれど、その道を歩むのは大変! 気楽に生きたい…けれど、劣等感に苛まれる。痛し、痒し、まさにジレンマです。
一方、そんなジレンマに囚われず、充実した生き方をする「強い人」もいます。べつに評価されなくても、強く、濃密な生を、体感している人々。
「評価されないから、良き生が送れないのではなく、良き生を送れないから評価にすがるのだ」と喝破したのはニーチェです。強者と評されようが、弱者と評されようが、それはたえず反転してしまう、移ろいやすいもの。
「ニッポンのジレンマ」には、多様な人が登場します。一見するとヒーロー、ヒロインですが、そんな憧れや妬みを超え、その人の「生の強度」が体感できます。討論中に訪れるその瞬間を感じるには、劣等感など抱いている暇はありません。
ノマド、カイシャ、キャリア…さまざまな働き方を考えてきた「ジレンマ」がこの秋、満を持して「若年・無業者」、「働きたくても働けない人」に迫ります…その数、いまや国内200万。続いて、「大衆」とポピュリズムにも光を当てます。
本当に強い人/弱い人は、無業者か?あるいは大衆か? 反転する価値のなかで、小さな優越感などナンセンス…
創造的に思考したいすべての人へ。「ニッポンのジレンマ」、ぜひご覧ください。
(高橋才也)
ゲストパネラー
◆先崎 彰容 75年生まれ/
日本思想史研究者 東日本国際大学准教授
◆高木 新平 87年生まれ/
コンテクストデザイナー
◆Tehu 95年生まれ/
ディレクター クリエイター
◆春名風花 2001年生まれ/
Twitterで17万人のフォロワーを持つ現役女子中学生
◆村上裕一 84年生まれ
批評家 株式会社梵天代表
MC
◆古市 憲寿 85年生まれ/社会学者
◆青井 実 81年生まれ/NHKアナウンサー
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