BS1スペシャル「共につくる フレンチシェフと輪島塗塗師」

BS1スペシャル「共につくる フレンチシェフと輪島塗塗師」

再放送のお知らせ
2022年11月1日(火)18:10~18:59

深く塗り、器に味を彫る フレンチシェフと塗師の一期一会
そのシェフと話をしていると、「風の谷のナウシカ」のセリフを思い出した。“墓所の主「生命は光だ!!」 ナウシカ「ちがう いのちは闇の中のまたたく光だ!!」“★オープン以来、8年連続ミシュランガイドの二つ星を取るフランス料理店「エスキス」のシェフ、リオネル・ベカは黒を愛する。フランスで黒、ノワールは、暗黒を表す言葉。しかしリオネルは黒の中に光があると信じている。★「奥底に光をたたえた黒いお椀を作って欲しい」。営業自粛中のレストランから、輪島市に住む塗師、赤木明登に手紙を書いた。★赤木は雑誌編集者から職人の世界に転職した異色の経歴の持ち主。赤木が作る黒い漆器は、6ミクロンの漆の膜に、湖のような深さと、無数の光の粒が沈んでいる。★その光と一体となる料理をリオネルは作りたいと言う。能登の山奥の工房で、鎮魂と希望の料理が生まれる。
(鬼頭明)

Profile:リオネル・ベカ
1976年生まれ。フランス・コルシカ島出身。20歳を過ぎて料理の道を歩み、2006年【キュイジーヌ[s]ミッシェル・トロワグロ】オープンの際、ミッシェル・トロワグロ氏に任命され来日。2012年に銀座【ESqUISSE】エグゼクティブ シェフ就任。Gault&Millau 2018年度「今年のシェフ賞」を受賞

Profile:赤木明登
1962年生まれ。塗師。編集者を経て輪島へ移り、塗師の世界へ。ドイツ国立美術館「日本の現代塗り物十二人」に選ばれるなど海外でも高い評価。

<再放送のお知らせ>
2021年11月17日(水)午前9:00~9:49
2021年12月2日(木)13:00~13:49
2022年11月1日(火)18:10~18:59

ナレーション

小泉今日子

ディレクター

鬼頭明

撮影

対馬ヒロミ

音声

近藤将大

通訳

勅使河原加奈子

プロデューサー

國分禎雄

キャスティング

合津直枝