情熱大陸「映画監督・藤井道人」
今回長期の取材で藤井さんの現場、日常にお邪魔させていただきましたが、なかでもとても印象に残ったのが「組織論」でした。予算10万円の自主映画からたたきあげたという藤井さんが、さまざまな経験から積み上げた考えは、とても貴重で、考えさせられる言葉がいくつもあったので、記録として書留めさせてもらいます。
「監督という職業は、画家でも写真家でもない。本当に一人じゃできない。設計図を書くのは、脚本家や監督かもしれないが、それを具現化していくのはチーム。やっぱりチームワークが大切」
「組織にいないと、自分の意思決定ができないなら、その組織はない方がいい」
「BABEL LABELを作ったのは自分で、一番責任がある。この1年で嬉しかったのは、14人いるディレクター全員が監督できたこと」
「自分さえよければいい、という考えはない。今の組織になる前、20代で走っていて止まって後ろに誰もいない、あの孤独感はえぐかった」
「解散の危機も何度もあったが、つみげて来た一つ一つの歴史を大事にしたい。みんながいるから頑張れる」
「剣道をずっとやってきて、映画はすごく楽しい。みんなで作るのって、大人になって文化祭をやっているようなもの」
こんな現場にもお邪魔させていただき、非常に刺激させられました。
( ↑「FORBES JAPAN」(外部)のサイトとなります。https://forbesjapan.com/articles/detail/45293)
(下口谷 充)
演出
下口谷 充
ナレーション
窪田 等
構成
田代 裕
撮影
葛原 圭人
池村 泰貴
脇屋 弘太郎
平本 亜希
音効
早船 麻季
プロデューサー
中村 卓也(MBS)
下口谷 充