北海道・知床。ここで日本で唯一、単独で羆を追うハンターが久保俊治（67歳）。
北海道で育った久保は40年以上、知床半島で猟をしながら暮らしてきた。
久保は、通常6～8人で行う羆猟を「対等でいるため」に一人で行ってきた。
何日も山の中を歩き、においと勘を頼りに獲物を追っていく。捕った獲物はすべてを使い切る。
食糧にするだけでなく、すべての部分を生活の糧に生きているのだ。
「自分の人生は羆と生きる人生」という久保の壮絶な生活を取材する。