最後の講義「演出家 宮本亞門」
再放送
2024年
6月 5日(水)22:00~22:49【Eテレ】
6月11日(火)14:35~15:24【Eテレ】
"もしこれが人生最後なら、何を伝えたいか?”という問いで始まる「最後の講義」。今回は世界で活躍する舞台演出家・宮本亞門さん。打ち合わせを重ねた今日、序文を書いてきてくださった。肝炎を患いながらも働き詰め、友人とうまく付き合えない少年期の亞門さんを励まし続け、念願だったミュージカルでのダンサーデビューの日に急逝した母とのエピソード。
母の最後の講義は「私が死んだらお前は泣かない。お前は全てを見ておきなさい。」というものだった。その2ヶ月後、母は私が下宿していた浴室で意識をなくし、病院に運ばれ、死んだ。私は葬式を終わるまで、目を離さずじっと見た。その後、自分の交通事故や家族の死や自分の癌、インド・ベナレスで人が焼かれるのも、見られるものはじっと見た。
だから私は最後まで見続ける。人々を、世の中を。
人々を、世の中を見続けたいと願う亞門さんの講義は、決して順風満帆ではなかった自分の半生を振り返るところから始まる。周りの子供と興味が全く異なるため、友達ができず孤立した少年期。高校生のときは自殺未遂、1年間の引きこもり。ミュージカルに希望を見出し29歳で掴んだ初演出。しかし、ベテランの役者に舐められて、うまくいかないさんざんな日々。
そんなとき、亞門さんはその後の人生を変える「ある考え方」を思いつく。そしてその考え方が、人々を世の中を最後まで見続けようとする亞門さんの生き方へと繋がっていく。その考え方とは一体何か?答えは是非オンエアで!
(梛木泰西)
これまでの再放送
2023年
8月 9日(水)0:19~1:08(火曜深夜)【BS1】
7月16日(日)20:05〜20:55 【BS1】