ミニドキュメンタリー「私を求む場所〜沖縄の法廷通訳人〜」
金城初美さん、77歳。沖縄で半世紀以上にわたり、「法廷通訳人」を務めてきた女性です。
法廷通訳人とは、日本語が分からない外国人が裁判に関与する際に、法廷でのあらゆる発言を忠実に通訳する仕事です。被告人、裁判官、弁護士、検察官、証人、証拠内容、時に被害者遺族の手紙など。英語も日本語も。法廷で飛び交う全ての言葉が金城さんの声を通して理解されるのです。特に沖縄では、後を絶たないアメリカ軍関係の事件も多く担当します。決して報酬に恵まれているわけではない。それでいて責任は重い。それでも金城さんは、沖縄復帰の翌年から52年わたり、法廷通訳の仕事を担い続けてきました。
金城さんは、復帰後の沖縄を法廷から見続けてきました。彼女にとって沖縄はどんな場所なのか?彼女の仕事への思い、日常を取材しました。
ディレクター
斉藤彩香
プロデューサー
池田一葵