食彩の王国 2013年2月
「食彩の王国」は、早いもので10年目を迎えました。ありがとうございます。
毎回、一つの食材がたどってきた物語をひもとく番組。レポーターなし、スタジオなし、番組中で料理は食べさせない、と、ないない尽くしでやってきました。ストイックに「食材」を主人公にしてきたことが、異色の番組として評価をいただいてきたようです。
また、視聴者に根付いてきたスローフードの精神や、食の安全を考えるという生き方の変化に支えられてきたことは言うまでもありません。
しかし、実のところ「旬の食材をいただいて健康に生きる」という考え方は、つい最近まであたりまえのことだったのです。と言うと、「つちはしさん、つい最近って、もう半世紀もまえのことですよ!」とスタッフにたしなめられて唖然としますが、まだその記憶が人々に残っているということです。日本の津々浦々に食材を取り巻く暮らしが残っているうちに、大切なことを伝え続けたいと考えています。番組を支え続けてくださっている皆様に、心から感謝申し上げます。(土橋正道)
語り
薬師丸ひろ子
2月のテレビマンユニオン担当回は・・・
≪ ハム ≫
筑波山の麓、自分で豚を育てているハム職人。
「ハムカツには夢が詰まっている」と語る洋食屋の店主。
肉質を見極める、生ハムのスペシャリスト。食材を活かしきるイタリアンシェフ。
ハムにこだわり続けている4人の男たち。ハムに懸ける思いとは!?
日本でハムがどのように馴染み深い食材になったのか、そして進化し続けるハムの物語をお届けします。
(二階堂茜)
≪ 牡蠣 ≫
池袋・西口公園に出来た、長~い行列。その先にあったのは・・・牡蠣汁に焼き牡蠣!
牡蠣の名産地、広島県と宮城県唐桑の牡蠣生産者たちが集まって、1月中旬に三陸牡蠣の復興チャリティーイベントが行われました。この日の牡蠣を楽しみに、並んだ人数2000人!
牡蠣生産の1位2位を争うライバル同士が、タッグを組んだこのイベント。三陸の牡蠣を再び・・・。牡蠣に懸ける熱い想いがあったのです。
広島と宮城、さらにはフランスにまで広がる、牡蠣が結んだ絆の物語をお届けします。
(室谷 有美)
放送予定
OA日 テーマ 担 当
#462 2月 2日 : フグ ※Vivia
#463 2月 9日 : ハム 三田香織
#464 2月16日 : 南蛮えび ※Vivia
#465 2月23日 : カキ 橋本 倫
P
土橋正道
制作P
那須恭子
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二階堂茜