食彩の王国 2013年9月

食彩の王国 2013年9月

「食彩の王国」は、この10月で10周年。放送500回を迎えます。番組を支えてくださったすべての人に感謝いたします。ナレーションの薬師丸ひろ子さん、ありがとう!
「一つの食材に焦点を当てて掘り下げる」、「食べるシーンがない食番組」というシバリが、新たな可能性に繋がったように思います。食材がたどってきた物語を紐解けば、食材同士の接点や時代背景と共に、日本の食文化が立体的に浮かび上がります。日本人は何を食べてきたのか・・・。
番組を作り始めた当初は、取材先のシェフに連絡しても認知度が低く、広報や秘書の関門をくぐりぬけて本人と接触するまでに相当な時間が掛かりました。今は「あの番組なら・・・」と積極的に協力してくださいます。食のプロの方々の視聴に堪えるクオリティが要求されるということですから、毎回気が抜けません。10月は、10周年500回記念シリーズとして、いつもとは逆に、料理人やシェフたちの原点となった食材に迫ります。どうぞお楽しみに!

語り

薬師丸ひろ子

9月のテレビマンユニオン 担当回は・・・

≪ソーセージ≫
みんなが大好き!パリッとはじける「ソーセージ」が主役です!
練り物文化の盛んな愛媛。八幡浜に日本人の大発明があります。食生活の洋食化が始まり、洋風かまぼこを作ろうと考えた先人たちの知恵の賜物です。それが「魚肉ソーセージ」だったんです。
東京白金の世界のソーセージが食べられるソーセージ専門店。10種類以上の世界中のソーセージを楽しむことができます。しかも、そのソーセージは全て手作り。さらに、ソーセージでデザートも作っているんです。甘~いソーセージに驚き!
新百合ヶ丘に「美味しいソーセージを食べてもらいたい」と研究を重ね、ドイツ製法のソーセージ作りに取り組んだ職人がいます。本場ドイツのコンクールで金賞を連続受賞するまでになりました。弾けるソーセージは、柔らかく優しい味わいです。そして、パリッと美味しいソーセージを食卓で楽しむ裏ワザとは?
愛と夢が詰まったソーセージの物語をお送りします。
(二階堂 茜)

≪ヨーグルト≫
 次回の食材はヨーグルトです。牛乳と乳酸菌が偶然出会って生まれたというヨーグルト。美味しい上に、健康にもよい! 今では朝食のデザートとしてフルーツと一緒に食べる、砂糖を入れておやつとして食べるという人はかなり多いはず。
 そのヨーグルトが調味料として大活躍する。何となく知識としては知っていたけれど、なかなかイメージがわかない。ヨーグルトと言うと、あの独特な酸味のイメージが真っ先に思い浮かんでしまう。シルクロードの国を取材したときにヨーグルトを使った料理は食べ、美味しかったけど、さわやかな酸味が印象的だった。
 そのヨーグルトの印象が180度変わる出会いがありました。それがなんと日本料理で! ヨーグルトが入ったことによってご飯が何杯も食べられそうな美味しい料理が出来てしまったのです。そこにヨーグルトを入れちゃうの? という驚き。でも味はしっかり和食。どんな料理が出てくるのかは、お楽しみに!
(徳丸あす香)

放送予定

   OA日          テーマ        担 当

#493  9月 7日  :  ソーセージ      三田香織
#494  9月14日  :  たまねぎ      ※VIVIA       
#495  9月21日  :  ヨーグルト      吉田夕日  
#496  9月28日  :   生姜       ※VIVIA          

土橋正道

三田香織  
吉田夕日
田中由美
植田裕久
下高呂佳子

リサーチ

北口由子

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二階堂茜
徳丸あす香