食彩の王国 2013年11月
薬師丸ひろ子さんがナレーターだけではなく、ナビゲーターを務めた10周年500回記念シリーズ。いつもとは逆に、料理人やシェフたちの原点となった食材に迫りました。熊谷喜八さんが若狭から京都へと鯖街道を辿り、伝統食の文化を生かして無国籍料理に仕立てた「サバ篇」、若きイタリアンのチャレンジャー・有馬邦明シェフが、天然キノコの王国・信州の山の達人から学んだ秘技を活かした「天然キノコ篇」など、すべてが大好評でした。10月の記念シリーズで、「食彩の王国」11年目への大きな一歩を踏み出したと思います。このシリーズはDVDにして発売し、末永く記憶にとどめていただけるように準備を進めています。発売日は、2014年1月8日を予定しています。
また、1月11日にはスペシャル番組も放送する予定でいます。11年目の「食彩の王国」!どうぞご期待ください。
(土橋正道)
語り
薬師丸ひろ子
11月のテレビマンユニオン担当回は・・・
《黒枝豆》
旬のものをその時期に食べるということは凄く贅沢だということを食彩の王国を担当するようになって日々感じます。
そして、この丹波篠山で採られる黒枝豆は、その贅沢の中でもトップクラスの食材だと思います。元々はお正月などでよく食べられる黒大豆の“若さや”として作られたもので、この枝豆が収穫されるのは2週間ほど。品質を保つためボジョレー並みに解禁日ものもあり、人気の出た最近では短い出荷の期間中、生産者の皆さんは、それは大変な忙しさになります。更に、作るのにとても手間がかかります。それは普通の枝豆と比べて枝の高さが高く、台風などで倒されないようにしないといけないのです。生産地の皆さんの誇りとこだわりがギューット詰まった大変美味しい枝豆なのですが、出荷し始めた当初は「色が悪い! 痛んでいるんじゃないか」とクレームがくることもあったそうです。でも、その黒さは旨さの証拠。最近では偽物も出回るほどだそうです。皆さん気をつけてくださいね!
(徳丸あす香)
《さつまいも》(鳴門金時)
秋になると食べたくなる、甘いさつまいも。近年、多くの種類が店頭にも並ぶようになりました。今回注目するのは、ほくほくした食感と、その甘さが特徴の徳島のさつまいも
「鳴門金時」です。中でもトップブランド『里むすめ』が主役です。イタリアンの濱崎龍一シェフの幼い頃の思い出の料理「ガネ」というかき揚げをイタリアンにアレンジします!
さらに、甘いさつまいもがピリ辛中華との相性は抜群と、中華の五十嵐美幸シェフが
腕を振るいます!さつまいもに懸ける人々の物語をお届けします。
(二階堂茜)
《モツ》
肉食系女子が最終的に行き着く先、それがモツです。
安くて美味しくて美容にもいい!モツを食べまくる女子が“ホルモンヌ”と呼ばれてブームになったのも、記憶に新しいですね。モツと言えば、モツ鍋、モツ煮込み、モツ焼きなど、かつてはお父さんの疲れを癒す代表メニューでした。鮮度が落ちやすく流通が難しかったため、酒場や屋台など、限られた場所でしか食べられなかったのです。
今や、おしゃれなイタリアンや高級フレンチでも、抜群の存在感を示しているモツ。
お馴染みのミノやホルモンはもちろん、あのフォアグラもモツのひとつです。
知れば知るほど好きになる、味わい深いモツの世界へようこそ!
(三田香織)
放送予定
OA日 テーマ 担 当
#501 11月 2日 : 黒枝豆 吉田夕日
#502 11月 9日 : 秋サケ ※VIVIA
#503 11月16日 : さつまいも 田中由美
#504 11月23日 : シャモロック ※VIVIA
#505 11月30日 : モツ 徳丸あすか
P
土橋正道
D
三田香織
吉田夕日
田中由美
下高呂佳子
植田裕久
徳丸あす香
リサーチ
北口由子
AD
二階堂茜
徳丸あす香