食彩の王国 2022年2月の放送

食彩の王国 2022年2月の放送

持続可能な世界へ向けて
安心、安全、持続可能が、合言葉のような今日この頃。猛威を振るうコロナ禍や温暖化など、地球規模での対応を迫られている。それらの社会問題では、各国の利害を超えた取り組みが急務になっている。日本のように少子高齢化が心配される国もあるが、世界的にみれば人口増加はさらに進み、2050年には90億人を超えるという試算もある。食料の安定供給も待ったなしだ。そこで、大豆ミートのような代替肉の開発も進んでいるが、農業では若い世代が、循環型農業、有機農法、地産地消を推進して、環境に配慮した取り組みを始めている。また、漁業でも、サケマスの孵化放流事業は明治の初期から始まっており、漁具を工夫して根こそぎ獲らないことによる資源保護、環境に配慮した魚の養殖の開発も進んでいる。「食彩の王国」では、そのような現状をいち早く取り上げて来た。食文化を守るという精神を大切にしながら、これからも、「食」の現場で知恵を絞る人々の活動と共に歩んで行きたい。
(土橋正道)

DVD「食彩の王国 日本の四季」
ポニーキャニオンより好評発売中!
(C)2019テレビ朝日・テレビマンユニオン・テレビ朝日映像

語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A. テーマ      担当ディレクター 
#916 2月12日 中華街物語     ※テレビ朝日映像
#917 2月19日 赤ネギ       土井晴美
#918 2月26日 かずさ和牛     ※テレビ朝日映像

#917 赤ネギ
料理のアクセントにもってこいの食材といえば長ネギ。今回は多くの種類の中から、色鮮やかな赤ネギにスポットを当てます。
生だと辛味があり、火を通すと甘みが増す赤ネギ。そんな赤ネギは、あの水戸黄門が諸国漫遊の際に種を持ち帰ったという説もある、歴史あるネギです。
代々、種を守り続ける人や、手間がかかり、農家に敬遠される赤ネギ作りに挑む、若い農家に密着します。
さらに、野菜の匠・神保シェフが赤ネギの収穫を体験。そこで得た新たな発見を活かし、家庭でも作れるレシピに加え、
華やかな赤ネギ料理を披露します。
(菰田ゆり乃)


プロデューサー

土橋正道

制作進行

平田早季

ディレクター

植田裕久  北條薫 
土井晴美  橋村知曉  
鴨下満   島越翔平
河野あや子 田中由美 
橋本倫

アシスタントディレクター

金志修 菰田ゆり乃

音響効果

山﨑恵美