食彩の王国 2023年3月の放送 
食彩の王国 2023年3月の放送 

食彩の王国 2023年3月の放送 

「放送20年目に突入!そしてこれから・・・」
昨年10月で、「食彩の王国」が放送20年目に入った。初回から語りを担当している薬師丸ひろ子さん、また、関係各位に心からお礼を申し上げたい。ありがたいことに、番組の立ち上げから関わり、そのままずっと継続したプロデューサーは業界でも数少ない。“食材から見る日本人論”のつもりで始めたが、長い間に表現方法は進化し、気負っていた部分は通奏低音のように流れている。時代の変化に即応しないと、レギュラー番組は長続きしない。当然、機を見るに敏という側面も必要だが、番組コンセプトを守る哲学とでもいうような、変わらぬ信念が大切だ。テレビは”今“なので、頑固ではあっても、依怙地にはならない柔軟性が求められる。現在仕事は「食彩の王国」だけに絞った上、テレビ朝日映像と2社で制作しているので、隔週の担当になる。したがって、時間的にも余裕が生まれた。自分では信じられないが、もう72歳なので、この先クリエーターとして何ができるのか考えて行きたい。
(土橋正道)

DVD「食彩の王国 日本の四季」
ポニーキャニオンより好評発売中!
(C)2019テレビ朝日・テレビマンユニオン・テレビ朝日映像

語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A.テーマ       担当ディレクター   AD
#969 3月 4日 房総の菜花     植田裕久      菰田ゆり乃
#970 3月18日 宍道湖のしじみ   ※テレビ朝日映像 
#971 3月25日 高知のニラ     小松知有      菰田ゆり乃

#969 房総の菜花
春の田園に黄色い絨毯のように咲き誇るのは菜の花です。蕾の状態を菜花と言い、天ぷらや炒め物など様々な料理で楽しまれています。
日本有数の生産量を誇る千葉県・南房総で、菜花を栽培しているのは御子神昭則さんです。今では順風満帆に見える御子神さんですが、2019年の房総半島台風や根にコブが出来てしまう根こぶ病など様々な苦難が…。甘くほろ苦い良質な菜花を作るまでの奮闘とは?
さらに、地元の食を盛り上げたいと“いすみ大使”でもある川副藍シェフが畑を訪ねます。そこで得たインスピレーションで新作菜花フレンチに挑戦!規格外の脇芽を使ったフランス風の天ぷらや旬のサワラと合わせた料理が登場します。
(菰田)

#971 高知のニラ
疲労回復、美容効果も期待される栄養満点の食材はニラ!
東京・幡ヶ谷にある「美虎」は独創的な中華が評判。中でも人気なのが“ニラのニラ炒め”という不思議な一皿。そんな五十嵐シェフが使っているニラは、高知県産のものだそうです。さっそくニラの生産地、高知県・香南市へ行 ってみると、仲良く収穫作業をしている古川司さん、和佳さん夫婦の姿が。東京で働いていた古川さん夫婦は、和佳さんの地元である高知県にUターンしました。ニラを作り始めた二人でしたが、水やりの調整や虫の対策など苦悩の連続…。肉厚で甘みのあるニラに辿り着くまでの奮闘物語。
そんな古川さんの元に地産地消の井原尚徳シェフがやってきます。採れたてを味見したシェフは、ニラを切った時に出る水分にも注目。それをヒントに作る新作料理とは…?
(菰田)

プロデューサー

土橋正道

制作進行

平田早季

ディレクター

植田裕久 島越翔平 
河原剛  鴨下満  
土井晴美 河野あや子 
田中由美 橋本倫  
小松知有 橋村知曉

アシスタントディレクター

菰田ゆり乃

アシスタントディレクター

菰田ゆり乃