企業理念

独立する

テレビマンユニオンは、1970年2月25日に創立しました。
制作者が放送局からはなれて独立した、日本最初の独立テレビプロダクションです。
大きな会社に所属していては、制作者として自立できない。そう考えて制作者は、自立しました。自らが〈制作者〉という職業を選びとったのです。
この旅立ちは〈海図なき航海〉でもありました。



新しい演出をする

テレビマンユニオンは、それまでのテレビジョンに新しい演出論を持ちこみました。
テレビジョンに新しい風を吹きこみ、高く評価され、多くの賞を受賞しました。たくさんの広告主、放送局、広告代理店から新しい番組の制作を依頼されるようになりました。みんなが新しい演出論を待っていたのです。

新しい組織を創る

新しい組織には、新しい組織論が必要です。
テレビマンユニオンは、メンバーシップという制作者のための独自の組織論をつくりました。
制作者が自ら出資し、経営に責任をもち、つねに組織のあり方を考える。議決の権利は一人一票。同等の権利をもって、組織の現在を考え、未来を選びとっていく。制作者が自立するという前提で始まったこのメンバー制度は、今もつづいています。
それが組織論として正しいかどうか、私たちはわかりません。しかしこのメンバーシップを、私たちは〈組織論の試み〉と考えています。

新しい文化を創る

テレビジョンという方法論で文化をみつめなおすことを、テレビマンユニオンは試みました。
新しい旅番組「遠くへ行きたい」(YTV)、ドキュメンタリードラマ「欧州から愛をこめて」(NTV)、3時間ドラマ「海は甦える」(TBS)、芸術祭テレビドラマ部門大賞受賞「波の盆」(NTV)、音楽におけるレギュラー番組「オーケストラがやって来た」(TBS)、スペシャル番組「北京にブラームスが流れた日」(TBS)、美術におけるジャンヌ・モローの「印象派・光と影の画家たち」(TBS)、科学における「生命潮流」(NTV)、アーサー・C・クラークの「宇宙からの証言・地球。」(ANB)など、1970年、1980年代の潮流を生み出していきました。すばらしいスポンサーが私たちに文化の番組の制作を依頼してきました。それらは日本のすばらしい賞を受賞しました。

新しい娯楽を創る

テレビマンユニオンは、エンターテインメントにも新しい演出論を生み出しました。
1977年「アメリカ横断ウルトラクイズ」(NTV)が生まれました。クイズとドキュメンタリーを合わせた新しいクイズ番組で、視聴率は30%を何度も越えるヒット作となりました。
1986年には日立製作所の提供で「世界ふしぎ発見!」(TBS)が生まれました。草野仁の司会、黒柳徹子、板東英二、野々村真の名レギュラーの個性が魅力的で、歴史をクイズにした知的エンターテインメント番組の最高傑作といわれています。世界の歴史を語り、文明遺産を記録し、楽しいクイズに仕立て、強い人気を今ももちつづけています。
「世界ウルルン滞在記」(MBS)は若い世代が海外の家庭にステイし、色々な体験、挑戦を行うという新しい海外取材番組として、視聴者の共感を集めました。家族愛、友情、そしてそこから若い世代が夢をひろげました。
今、テレビマンユニオンはNHK総合、NHK教育、NHK BS1、BSプレミアムで、ドキュメンタリー、クイズ、討論番組など数多くの番組を制作しています。
民間放送では、東京のNTV、TBS、CX、EX、TX、大阪のYTV、MBS、KTV、ABCで、ドラマ、ドキュメンタリー、バラエティ番組、情報番組を制作しています。

デジタル放送を迎える

21世紀はデジタル放送の時代。
テレビマンユニオンはさらにデジタルの時代における新しい演出論、技術論、方法論、組織論を生み出します。デジタルの時代には、テレビジョンとコンピュータを結びつける、放送を通信と結びつける、情報と流通を結びつけるというように、色々な新しいメディアでの展開がはじまります。

時代を創るイベントをプロデュースする

1998年2月7日の長野冬季オリンピック開会式。そこでテレビマンユニオンは、小澤征爾指揮、ベートーヴェン作曲「第九」の合唱を五大陸のニューヨーク、北京、ベルリン、シドニー、ケープタウンから同時中継で、音声を同調させるというむずかしい技術を克服して、世界中に放送し、大きな感動を呼びました。こうした音楽イベントを実現する能力を、テレビマンユニオンはカザルスホールでの公演で築きあげてきたといえます。カザルスホールで企画、制作、自主公演を行い、新日本フィルハーモニー交響楽団のハイドン交響曲全曲の演奏会、ジュリアード弦楽四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲の演奏会、カザルスホールアンサンブル、今井信子のヴィオラスペース、東京国際ヴィオラコンクールなどを企画制作し、高い評価を受けました。
テレビマンユニオンの映画製作は、国際的にも高く評価されました。「幻の光」は第52回ヴェネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞、「ワンダフルライフ」は、ナント三大陸映画祭グランプリを受賞しました。「ディスタンス」はカンヌ国際映画祭コンペティション正式出品となり、「誰も知らない」ではカンヌ国際映画祭 最優秀男優賞(柳楽優弥)を受賞、「ゆれる」はカンヌ国際映画祭監督週間正式出品作品、「ディアドクター」は2009年キネマ旬報第1位をはじめ、数々の日本の賞を獲得しました。
経済産業省主催の「コ・フェスタ」のコンテンツ事業、2010年の上海万博の「コ・フェスタ」イベントプロデュース、2011年につづく「コ・フェスタPAO」のプロデュース参加等、新時代のイベント事業も委託されています。


すてきなプロフェッショナルになる

テレビマンユニオンには、メンバー(プロデューサー、ディレクター、カメラマンのプロフェッショナル)に加え、制作職社員(メンバーを目指す制作・技術)、総合職社員(経営・企画・事業・管理)、事務職社員(経理・総務・デスク・秘書)がいます。年齢、性別、国籍に区別なく、みんなが共に働くオフィスを志しています。
ただひとつ、厳しい条件があります。それはプロフェッショナルであること、あるいはプロフェッショナルになろうとすることです。自立したプロフェッショナルであることが、テレビマンユニオンの絶対条件です。 そして、それがテレビマンユニオンへの揺るぎない信頼となっています。



人間と社会と環境を尊厳する

テレビマンユニオンのプロフェッショナルは、人間の尊厳、社会の尊厳、宇宙・地球の環境の尊厳を大切にします。制作者のジャーナリストとしての責任が問われる時代に、ジャーナリストとしての人間への尊厳の心、社会へ貢献する心、環境への尊厳の心を、制作者らしく自らの方法論で考えていくのが、21世紀のテレビマンユニオンの方法論でもあります。
制作者である前に人間である、ジャーナリストである。その視点で人間を見る、社会を見る、自然を見る人間主義(ヒューマニズム)を貫きます。人間に対し、つねに興味をもつ。愛情をもって人間の心に接する。それをメディアの人間主義と考えます。

そして新しいメディア時代へ

今、テレビマンユニオンは新しいメディアとの出逢い、新しいテレビとの出逢いを楽しんでいます。挑戦しています。
IT時代のメディア、インターネット、携帯電話、各種端末に動きはじめています。新しいテレビマンユニオンのジェネレーションが動きはじめました。
テレビジョンもそのジェネレーションの鋭敏な感覚で、NHK、民放、BS、CS、インターネットを新舞台としはじめました。何かが起きそうな、そんな新しい風が吹いています。

テレビマンユニオンは考える

テレビマンユニオンは考えています。〈テレビジョンとはなんだろうか〉と・・・。今も考えています。
ブロードキャスティング(放送)とは、畑に種を播くブロードキャストから生まれた言葉です。しかし、現代のメディアは一方的に種を播く放送の時代をはるかに越えて、その種が社会を、政治を、歴史を動かしていくようになりました。新しいツールが、メディアの世界観を変えています。そこから芽が出、実が生まれ、人間や社会と関わるのです。〈すぐれたものを創造する〉、それを原点として、創造するという行為がなににむかうべきなのか、それを考えるのが21世紀のテレビマンユニオンです。
考えるテレビマンユニオン。それは「テレビジョンとは思考形式である」ということであり、「テレビマンユニオンはいつも変化する思考組織である」というべきかもしれません。
創造は使命なのか、遊戯なのか。神のごとき未知なるものに、私たちの熱情にみちた身を委ねようとしています。新しき世紀に祝杯を。その日から、またなにかがはじまるのです。







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