めざせ!2020年のオリンピアン/パラリンピアン 「総集編」前後編

めざせ!2020年のオリンピアン/パラリンピアン 「総集編」前後編

「ロケ=泣く」が当たり前だったのはいつまでだろう。AD時代、ウルルン担当だったからかもしれないが、別れの瞬間はいつもカメラの後ろでグシャグシャに鼻水を垂らして泣いていた記憶がある。
 ところが最近、年のせいで心臓が毛深くなったのか、昔なら間違いなく泣いた場面でもめっきり泣けなくなった。オリンピアンはいい番組で「ジーン…ウルッ」まではくるが「ポロリ」まで至らない。立場が違うのもあるが無意識にガードしてしまうのだ。
 そんなドライな私も今度ばかりは涙してしまうかもしれない。ただいま鋭意編集中の総集編だ。1年間で放送した36本をギュッと濃縮してお届けするのだが、素材のパワーの強さを考えると危険な気がする。
 一番の見どころは、オリンピアンたちの名言だ。プレッシャーとの戦い方、自分との向き合い方…4年に一度の大舞台に向けて身体も精神も限界まで鍛えてきた彼らの言葉には普遍的なメッセージが込められていて、平凡な毎日を生きる私にもドスンドスンと響いてくる。この波状攻撃を受けると想像するだけで涙腺を刺激される。
 そして見逃せないのは、4年後の東京五輪を本気でめざすネクストエイジたちの表情だ。夢見る若者の目は強い。伸び悩み壁にぶつかりながらも希望いっぱいな彼らの思いが画面を通してビシビシ届いてくる。すっかり乾いてしまった私にもこんな時代があったかもと思い出したり、まだ幼い息子も将来こんな真っ直ぐな目をしてほしいものだと考えたりするのだ。
 さて、一体どんな仕上がりになるのか。放送を見る方々はぜひハンカチのご用意を。私は箱ティッシュと大判タオルを傍に置いておきます。(岡 瑠里子)

今年度のラストを飾るのは、36本の放送をまとめた総集編。驚きの出会い、記憶に残る本気指導、オリンピアンの名言など厳選された名場面を二回に渡ってお届けします。
取材したネクストエイジのその後を追うだけでなく、オリンピアンからの熱いメッセージも満載!
なんと、あのレジェンドも「一言いいたい!」と立ち上がります。

2016年3月の放送(テレビマンユニオン担当回)

「総集編前編」
<総合テレビ>3月8日(火)22:55~23:20/<BS1>3月11日(金)18:00~18:25
 D 谷本庄平 三田香織 新藤哲也 佐藤拓郎
東京五輪・パラリンピックをめざす若きアスリートと先輩の「本気同士のぶつかり合い」を36組ドキュメントしてきた1年間。もう一度見たいシーンを一挙に振り返る総集編の第1回はネクストエイジたちの名場面集!「ドキドキの出会い」「劇的に変化する姿」などをテーマに、輝く表情や心に響く言葉を改めて味わう。さらに、オリンピアンの教えを胸に大舞台に挑んだ2人を追跡取材!スタジオゲストは杉山愛と自転車BMXの阪本章史。

「総集編後編」 
<総合テレビ>3月15日(火)22:55~23:20/<BS1>3月18日(金)18:00~18:25
 D 畑中皓太 AD 佐藤拓郎 運天宏樹
若い選手に本気でぶつかり、短時間で驚きの変化を引き出した超一流アスリートたち。1年間で36組の本気指導の中からよりすぐりの名場面を一挙紹介。惜しげもなく技の秘密を明かした柔道野村、独創的な運動理論を伝授したハンマー投げ室伏、一切笑いなしの本気プレーを貫いたサッカー前園らが次々登場!熱い言葉で感動を呼んだあのメダリストも再登場し、新星たちに魂のエールを送る!最後にMC北川悠仁が1年の放送を振り返る。

出演

メインMCは、2人組アーティスト・ゆずの北川悠仁さん。テレビ番組初MCに挑戦します。

またスタジオには、北川さんとともに、さまざまな競技の元日本代表アスリートなどを迎えます。

ディレクター

成田智彦
谷本庄平
三田香織
宮岡義徳
中西朋
本田大
畑中皓太
鈴木伸之
橋村知曉
桜井律
高野亮 ほか

アシスタントディレクター

新藤哲也
佐藤拓郎
運天宏樹

リサーチ

髙村敬一

アシスタントプロデューサー

岡瑠里子

プロデューサー

岸枢宇己